令和8年10月3日(土)
西浦漁港で「海業」推進へ|釣り・マリンレジャーを活用した地域活性化|
沼津市は、市が管理する西浦漁港を活用した「海業(うみぎょう)」の振興に向け、漁港活用推進計画案をまとめました。
「海業」とは、漁港やその周辺の地域資源を活用し、漁業だけでなく、観光やレジャー、飲食等と組み合わせることで、地域の賑わいや漁業者の所得向上に繋げていく取り組みです。
今回の計画では、西浦漁港を構成する8地区のうち、主に「足保地区」と「平沢・久連地区」で新たな活用が検討されています。
足保地区では、防波堤を活用した安全な釣り場の整備が計画されています。
もともと釣り客が多く訪れる地域ですが、迷惑駐車などが課題となっていました。
そこで、漁業を行うエリアと釣り客が利用するエリアを明確に分け、安全性を確保するとともに、駐車場等を運営することで収益につなげていく方針です。
平沢・久連地区では、漁業での利用が少ない約10万㎡の水域を活用し、SUP(スタンドアップパドルボード)などのマリンレジャーを楽しめるエリアを設ける計画です。
足保地区、平沢・久連地区ともに、2027年度から10年間の実施が想定されています。沼津市は計画を策定・公表した後、2027年1月以降に海業を運営する事業者を募集する予定です。また、西浦漁港だけでなく、隣接する内浦漁港についても、同様に海業の創出を目指すとしています。
沼津市の西浦・内浦・静浦エリアは、駿河湾や富士山等の自然環境に恵まれている一方、市街地と比べると人口減少や空き家、土地・建物の流通性などが課題となっている地域でもあります。
今回のように、漁港を「漁業のための場所」だけではなく、釣りやマリンレジャー等を通じて人を呼び込む場所として活用する取り組みは、地域の人の流れを変えるきっかけになり、来訪者が増えれば、周辺の飲食店や宿泊施設、駐車場等への需要にもつながり、空き家・空き店舗・遊休地の活用方法や流通性が変化することが期待されます。