「沼津方式」尊重し ごみ分別簡素化へ

令和8年2月26日(木)新聞記事

 ごみの減量やリサイクル推進を目的に、全国に先駆けて約半世紀前に導入した分別方法「沼津方式」について、沼津市が市民の負担軽減などを図るために見直す方針を示した。加藤氏、浅田美重子氏(沼津志帥会)への答弁。

 沼津方式は可燃、不燃、資源の3種類のごみを分別・収集する方式。
 市が1975年に取り組みを始め、全国に波及した。ただ、佐藤高志生活環境部長は現状の課題として「市民が負担に感じてしまい、移住・定住先として選ぶ際のハードルにもなる」との認識を示した。
 市はこれまでも、新中間処理施設の稼働を見据え、可燃ごみの対象を拡大するなど分別の簡素化を検討してきた。
 頼重市長は沼津方式について「先人が築き上げた財産で趣旨は尊重すべきだが、将来を見据えた方法も求められている。早期に新たな方法や移行時期を示す」と話した。

沼津市の清掃行政は、大正12年(1923年)の市制施行以来の歴史を重ねるが、現在に通じる近代的事業体系が確立されたのは昭和50年のことである。
当時、昭和40年代の高度経済成長期は、日本が急変革した時代であり、大量生産、大量消費、大量廃棄に対応する新たな社会・経済システムの構築が必要とされ、清掃行政においてももはや旧来の体系では対応できない状況となっていた。
この急成長と清掃行政の遅れは、昭和48年秋、オイルショックを契機に住民のごみ埋立場反対運動として勃発し、清掃行政全体に対して早急な見直しが迫られた。
約500日の切迫した状況の中、市を挙げて取り組んだ結果、市民の合意形成を経て昭和50年に全国に先駆け、資源化によりごみ減量を図る「沼津方式」の3分別収集が開始された。その後、分別品目を増やし、現在に至っている。

沼津市の清掃行政の流れ

年月内容
昭和34年ごみ収集に大八車(大正~戦前、戦後)から機械車を導入
昭和37年10月大手町商店街を皮切りに定時収集を開始(年度ごとに順次収集区域を拡大)
昭和50年4月「沼津方式」開始
昭和51年10月新ごみ焼却場(清掃プラント)完成
昭和52年4月アルミ缶の収集を開始
昭和59年4月古紙、古布の収集を開始
昭和59年6月使用済み乾電池の収集を開始
平成7年4月廃家電(冷蔵庫、エアコン)からフロン回収を開始
平成10年1月飲料用紙パックの収集を開始
平成11年1月中継・中間処理施設完成(プラスチックごみ関連施設)
平成11年4月指定袋(透明、半透明袋)の導入
ペットボトル、プラスチックごみの収集を開始
平成11年5月清掃プラント基幹改良工事に着手
平成12年3月沼津市一般廃棄物処理基本計画を策定
平成14年3月清掃プラント基幹改良工事完成
高齢者・障がい者世帯等の粗大ごみ戸別収集を開始
平成14年4月事業系指定袋を導入
平成15年4月プラスチック製容器包装収集を開始
平成17年3月沼津市一般廃棄物処理基本計画(改定版)を策定

沼津市 教育委員会事務局文化振興課
沼津方式のごみ分別収集処理が開始/沼津市

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